謹　啓

貴社におかれましては、益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。平素は医学生物学電子顕微鏡技術学会の活動に対し格段のご理解とご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。
この度、第38回学 術講演会および総会を朝日大学（岐阜県瑞穂市穂積）にて開催する運びとなりました 本学会は、医学生物学における電子顕微鏡技術の向上と維持発展に寄与することを目的に、「電子顕微鏡技術者交流会」として発足し、その後「医学生物学電子顕微鏡技術学会」と改名しました。平成17年に有限責任中間法人「医学生物学電子顕微鏡技術学会」として登録し、平成20年に一般社団法人「医学生物学電子顕微鏡技術学会」に移行し、現在に至っております。電子顕微鏡技術を通して広範な学問領域の研究者の交流の場として発展してきました。他にもシンポジウムや技術研修ならびに実技講習会も定例事業として開催致しております。 また、約35年前に、当時の厚生省 WHO技術移転プロジェクトからの要請を受け、アジア近隣諸国との医学生物学における電子顕微鏡を主とする学術ならびに電子顕微鏡技術の交流の場として国際医学生物学電子顕微鏡シンポジウム (International Symposium on Electron Microscopy in Medicine and Biology: ISEM) をこれまでに7回開催し、国際的な学術交流を行っております。さらに、定期的に学会誌を発行し、学術書、技術書、一般向けの図鑑や写真集の企画編集と数多くの書籍を発刊でぃてきました。また、将来の科学者育成として、小・中学生や一般の方々を対象とした日本科学未来館での体験学習会を皮切りに、全国各地区の科学館等にて、光学顕微鏡や電子顕微鏡等を用いたミクロの体験観察会を実施し、父兄にも興味を持って頂くようミクロの写真展や公開講演会等も開催してまいりました。既にこれらの参加者から医師や歯科医師、臨床検査技師や看護士等を含む研究者として立派に活躍されている方も多く、本学会活動理念の一つである社会貢献活動として、科学技術の伝承（継承）に役立っていると考えております。 本学会が、持続的に活動を続けさせていただけますのも、皆様方関係ご各位のご支援の賜物と存じます。第38回学術講演会を開催するにあたり、今まで蓄積してきた技術と知見を“質”として各分野に届けることを目的とした「わくわくドキドキする電顕技術（わくドキ電顕技術）」をテーマに掲げました。 本学会の活動は会費収入を基本に運営しておりますが、学会をさらに活性化させ、その目的をより一層効果的に実現するため、本学会に関連の深い企業・団体の皆様にご支援を頂いております。ご協力戴きました際には、有効かつ厳粛な予算執行をさせて頂くことを確約致します。また、講演予稿集やホームページ等にその御厚情に対し深謝の意を明記させていただきたいと考えております。 つきましては、本学会趣旨にご理解とご賛同をいただき、ご協力を賜りますようご検討をお願い申し上げます。 末筆ながら貴社・貴団体の益々のご繁栄をご祈念申し上げます。

謹　白

2022年２月吉日

医学生物学電子顕微鏡技術学会 第38回学術講演会実行委員会
　　会 長　永山 元彦 (朝日大学歯学部口腔病理学)
　　実行委員長　堀田 康明 (朝日大学歯学部口腔共同科学研究所)
　　実行委員一同

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